新型コロナ (COVID-19) :厚労省クラスター班に頼る福井県の現実的危機

世界も東京も大変だけど、 人口比だけ見れば、 福井も大変な状態になっている。

福井新聞:福井県で新型コロナ21人目感染確認
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1059377


福井の人口は約80万弱で、東京の人口は 一千四百万弱だから、約17.5倍。
現時点で感染者数 21名だが、人口比で東京並みにすると367人規模となる。
ここ二日ほどは、連日5人で増えた。人口比で東京並みなら87.5人ずつ増加している。

むろん、福井の場合、感染者数も小さく、感染データのサンプリング数もが少ないし、社会的、地政学的な条件も相当違うわけで、東京等とは単純比較はできないけれど、 密集度が 圧倒的に小さいのに、都市封鎖(ロックダウン)さえ語られる東京よりも多い。感染者数から推測される感染状況は、過小評価も過大評価もできる。
(尚、東京、日本全体のサンプリング数が多いとも思わない。多いどころか、未だに、もともと少ない検査容量の数割の検査しかしていない。検査してないとしか言えない。サンプリングデータが少ないどころか、疫学的調査そのものを「していない」と言える。)
 
だが、安全管理や危機管理の基本は、(想定外も含む)最悪の事態の想定なのだ。この場合、感染状況は課題評価して考えるべきなのだ。しかも、かなり過小評価しても、福井の現状は、危機的なものだ。
 
特措法の一部にある人権を制限するような処置は 反対だし、 必要ないと思うけど( 国が強制的に 人権を無視して帰省すると、 規制された人に対する保証は おろそかにされる)、 福井も「緊急事態宣言」をという 瀬戸際が迫っていると思われる。
 
福井県の感染者数は、ずっとゼロ人ということで、県民もどこか緊張感に欠けていたが、先駆けて感染者がでていた石川県(人口114万人)を、あっという間に抜いてしまった。 生産現場での仕事が多かった 自分から見ると、何かインチキくさい「現場主義」を唱える 杉本県政は、元官僚の面目躍如というか行政優等生というか、あまりにも政府の方針通りにの対策通りのしかやっていないようにみえる。
最初の感染者がでたときも、福井市保健当局が、濃厚感染者のPCR検査を「様子を見て行う」(未発症者にPCR検査しても陽性になる確率は低いが、「様子をみて」は、発症したら検査するという意味ではない)などと、あやしげなコメントをする。
 
感染者が増えた今も、厚労省のクラスター対策班から派遣された者の助言を仰いで(指令を聞いて?)、感染者の割り出しと対策をしているという情報だけがアナウンスされる。
 
***** 以下補足 クラスター班について *****
 
自分は、厚労省のクラスター対策班だけの助言は、危険であると思う。むろん、クラスター対策は必須である。クラスター発生を受けて、感染ルートをきめ細かく割り出し、隔離・治療をやっていることについては、(本当にそのせいで、日本の感染が欧米に比べて少ないのかどうかは、まだ結論は早いと思うが)一定効果をあげているとも思う。
しかし、彼らは、この対策を自己賛美し絶対化し、逆に、不特定多数の軽症者や未発症者を探す対策・処置を「医療崩壊」を口実に否定する。「優秀なクラスター対策で事足りる」と。
連携して、厚労省の感染症対策専門家会議などを中心として、PCR検査を多数い人々が検査機関へ集中すると、「医療崩壊がおこる」と喧伝。その裏で、医療用マスクさえ絶対的に不足しているにもかかわらず、あくまでも事を矮小化、病床数、支援要員、軽症者・経過観察者などのシェルター対策をコケンにかけてやない。さらには、食品・生活必需品などの支援物資調達と物流網などの対策をサボりつづけてきたという現実がある。恐らく、経済的責任や利権のため。
 
<< 今、厚労省のクラスター対策は、それ以外の対策をやらない言い訳の看板となっている >>
 
世界で多数の人が死んでいき、混乱で、強欲経済さえ破壊されていく中、経済の停滞を案じオリンピック強行を目指し、あげくは、恐慌と下劣な国威発揚オリンピックの延期(それさえ愚かなだが、1年後コロナが終息しない中でオリンピックを強行する可能性を追及している。醜悪。)に追い込まれた。
狂っているとしか思えないが、安倍らファシストに忖度し、言いなりになることで権威と利権を得ている現代日本の医療エリート界の醜悪な現実があると思う。安倍らファシストどもの利権さえ、粉々にしかねないこの大災害に当たって、この愚かな思想がはびこっていることは、恐ろしいことだ。
 
***** 補足終わり
 
つまり、厚労省クラスター対策班の指示だけで対策するというのは、検査を陽性者から派生した対象者の一部にしかやらず、その裏で、陽性者関係からもれた感染の拡大を放置しつづける、ということだ。深く静かに感染者とクラスターは増え続ける。(その結果である今の東京や大阪の現実のみよ)
ごく普通にパンデミックや鳥インフル問題などに留意していれば誰でもが昔から判っていた通りであり、かっては無関心であった日本・世界中の人も、今ではその恐ろしさに気付きはじめているが、一旦感染爆発になれば、 ハンパでない人の健康と命が失われ、 さらには経済的混乱社会的混乱で くらし生活人生も翻弄され、さらなる命が失われる。大変なことになる。
 
世界で、東京で、目の前で、起こっていることが見えないのだろうか?
 
県内の報道を見ると 記者会見や医療保険当局の独自のメッセージなども ほとんどない (県内マスコミは、行政の言いなりであり、スキルや報道体質・体制も脆弱ということもある)。 国の方針通りの、ありきたりの情報しかない 。国が全くやってこなかった最悪の事態を想定した緊急的医療体制の構築、徹底した検査と感染対策、情報収集をやったいますという報道はない。行政の危機管理対策については、多くが 闇の中にあるわけだが、元国家官僚の杉本知事の下、実際やってない、と思われる。
人類的危機の最中に 全力でやるべき対策 についての報道は皆無だ 。ノンキすぎるというより、怠慢であり愚かすぎる。
 
自分には、重い持病を持つ老人介護施設にいる母親がいる。社会で感染が広まれば、施設への感染はさけられず、母親が助かる可能性は非常に低い。むろん、施設の職員を責めてもどうしようもない。母だけではない、ウィルスによって一般庶民の誰もが健康と命、経済・社会の混乱の中で、暮らしと人生の破壊を破壊され、さらなる健康と命が失われるだろう。棄民され命さえ失う一般庶民の誰にも責任はない、悪くない。
 
あるのは、権力と権威、利権を欲しいままにし、利権と権威のために庶民を棄民する為政者、資本家と、それに付き従い己の利権だけにしがみつくエリートや、権力の先兵だちだけだ。あまりにも愚かな政府や行政の怠慢と、どこまでも利権だけを追求し、その醜悪な利権さえ粉々にする形で感染拡大が広がる。
 
検査をしろ、医療・隔離体制の費用・人員・規模を桁を数桁あげて行え。行動規制や経済の破綻であえぐ、全ての人々に保障と救済を行え!
 
やらなければ、民衆は、お前らの醜悪な愚行と怠慢を忘れることはなく、それなりの天誅が下されることになるだろう。